ゲーム

【カタンの開拓者】ルール&遊び方完全ガイド!

筆者
筆者
こんにちは!今日はボードゲーム好きなら一度は耳にしたことがある名作「カタンの開拓者たち」のルールを、楽しく&わかりやすく紹介します!
カタンって何?
あか鬼君
あか鬼君
筆者
筆者
カタンは無人島を舞台に、自分の開拓地を作って資源を集め、発展させていくボードゲーム。世界中で遊ばれていて、初心者からベテランまでみんな大好きなゲームなんです

ゲームの特長

★ボードゲームの最高峰「カタン」
1995年にドイツで生まれ、世界中の何百万人もの人々に愛されています。
★ゲームごとに変化するマップ
タイルを組み替えることにより、毎回違うマップでゲームができます。その組み合わせは2兆9000億通り以上!何度遊んでも飽きません。
★運と戦術のバランスがとれている
幸運に恵まれれば、ルールを憶えたての初心者や子供でも勝つことができます。
★幅広い戦略、戦術
多彩な戦略や戦術があり、非常に奥深いので何度でも遊びたくなります。
★交渉で資源を取引
資源カードを交渉で取引するという独自のルールがゲームを盛り上げます。皆でわいわい会話が弾むことでしょう。これはボードゲームでないと味わえません。
★未知の土地を開拓するロマン
産出された資源を使って開拓地を建て、そこからまた資源が産出され開拓がどんどん進んでいきます。最初は寂しかったマップが賑やかになっていく様子は、開拓者の気分を盛り上げます。

ゲーム概要

カタンの開拓者たちは、プレイヤーが無人島「カタン島」を開拓し、資源を集めて自分の勢力を広げていく交渉&戦略型ボードゲームです。1995年に発売され、今も世界中で親しまれている名作。
【 プレイ人数 】3〜4人(拡張セットで5〜6人まで対応)
【 プレイ時間 】約60〜90分
【 対象年齢 】10歳以上
【 勝利条件 】10ポイントを先に取った人の勝ち!
ポイントの取り方
・開拓地 = 1点
・都市 = 2点
・最長交易路 = 2点
・最大騎士力 = 2点
・発展カードで得点 = 1点(カードによる)

ゲームのアイテム

ゲームの準備

ー初心者は先ずココからー

手順① ゲームボードを作ります
1) 海フレームを組み立てます

(説明)6枚ある海フレームを組み立てます。
2)地形タイルを並べます。(図①を参照)

(説明) 地形タイルを裏にして混ぜ、表にしながら
★(港のない頂点)からタテに5枚並べます。その後左4枚、右4枚、左3枚、右3枚と並べます。
3) 数字チップを並べます。

(説明)数字チップを★の位置から裏面のアルファベットの順に島の外側から内側に向かって反時計回りで置きます。このとき、砂漠にはチップではなく盗賊コマを置きます(図2を参照)。それから置いたチップを表にします。
※タイルやチップの置き方は、ここで紹介した以外にもいろいろな方法があります。

手順② カードとコマを用意します
1)建設コスト表 ✕ 1枚、選んだ色のコマ(開拓地5つ、都市4つ、街道15本)を持つ

(説明)各プレイヤーは、建設コスト表1枚と、自分が選んだ色のコマ(開拓地5つ、都市4つ、街道15本)を持ちます。3人で遊ぶ場合は、赤いコマを使いません。
2) 資源カードを設置します

(説明)資源カードは種類別に5つの山札に分け、表にして全員の手の届くところに置きます。
3) 発展カードを設置します

(説明)発展カードは全9種類を混ぜて山札にし、裏向きのままテーブルの上に置きます。
4)ボーナスカード2枚とダイス2個を設置します

(説明)ボーナスカード2枚とダイス2個を全員の手の届くところに置きます。
準備完成!!

ゲームスタート

手順③ 順番と、コマの設置
1)順番を決めます

(説明)
まず順番を決めます。全員ダイスを振って、1番大きい数字を出した人から始め、時計回りでゲームを進めます。
2) 開拓地、街道を設置する

(説明)
1番目のプレイヤーから、
・何も置いていない交差点(タイルの角)に開拓地を1つ置く
・その開拓地からのびる街道を1本、好きな方向の道(タイルの辺)に置きます。
2番目以降のプレイヤーも順番に開拓地1つと街道1本を置きます。
すでに開拓地がある交差点と、となり合う交差点には置けません。
(下部のbの2)開拓地を参照)
3) 開拓地、街道を設置する(2回目の設置)
プレイヤーがA・B・C・Dの4人の場合
以下の順番で最初の2つの開拓地と街道を置きます。

(説明)今度は反時計回りに、1つ目の開拓地と街道を最後に置いた人から、2つ目の開拓地と街道を置いていきます。2つ目の開拓地は1つ目とはなれていてもかまいません。ただし、すでに開拓地がある交差点と、となり合うところには置けません。
4)資源カードの受け取り

各プレイヤーは、2つ目の開拓地から最初の資源を受け取ります。その開拓地が面している、すべての地形タイルについて資源カードを1枚ずつ受け取ります。

自分の番(ターン)になったら

手順④ ダイス2個をふる
1)合計値のタイルから資源カードを受け取ります


(説明) ダイス2個の出た目を合計します。その数字の地形タイルすべてから資源が出ます。
●資源の出たタイルに面する開拓地を持っている全プレイヤーは、面している自分の開拓地1つにつき1枚、その地形から取れる資源カードを山札から受け取ります。
●また、その土地に面している都市を持っていれば、都市1つにつき資源カードを2枚受け取ります。

2)ダイス目 の合計「7」<盗賊>

ダイスの合計が「7」のときは盗賊コマを動かします
① 誰も資源はもらえない。
② 持っている資源カードが8枚以上の場合
⇒資源の半分を選択して(端数切り捨て)捨てなければなりません。
(例)資源カードが9枚 ⇒ 4枚捨て
③ そのあと、そのターンのプレイヤーが盗賊コマを好きな地形タイルに移動させます。このとき、盗賊は必ず別のタイルに動かさなければなりません。
さらにそのターンのプレイヤーは、賊を移動させたタイルに面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人を選ぶ)から、中身は見ないで資源カードを1枚うばい取り、自分のものにします。

●それから通常どおり資源の交換や建設など⑥の手順に移ります。
重要:盗賊がいる地形タイルは、盗賊がいなくなるまで資源が出ません。
◎資源カードを受け取ったら、以下のアクションを行えます
以下のアクションのうちa~dはできるなら何回行ってもかまいません。
a.資源カードを交換する
たりない資源を手に入れるため、自分の持っている資源カードと他のプレイヤーや銀行(山札)の資源カードを、交換することができます。これは条件が合えば1ターン中に何回でも行えます。
1)他のプレイヤーと交換する(島内取引)
・どのプレイヤーとでも交換できます。
・どの資源がほしくて、代わりにどの資源が出せるかを提案し、他のプレイヤーと交渉してカードを交換します。
●他のプレイヤーが、そのターンのプレイヤーに交換の条件を提案して交渉することもできます。
● 自分のターンでないプレイヤー同士では交換できません。
※交換の枚数は自由です。1枚もらって2枚わたす交換などをしてもかまいませんが、カードをただであげることはできません。
2)銀行と交換する(海外取引)
●同じ種類の資源4枚を山札に戻し、代わりに好きな資源を1枚取ることができます。
・港のある交差点に開拓地や都市を置いていれば、もっとお得な交換ができます。港には一般港(3:1の港)と専門港(2:1の港)があります。
● 一般港では同じ資源3枚を好きな資源1枚に交換することができます。
●専門港では、港に描かれたイラストの資源(下の図では小麦)2枚を好きな資源1枚に交換できます。
※専門港では、その他の資源では交換できません。また、港で交換できるのは自分のターンのみです。
3:1
●建設するには、特定の資源のセット(建設コスト表参照)を支払い、手元にある街道・開拓地のコマをボード上に置きます。支払った資源カードはそれぞれの山札に戻します。
1)街道 木材+レンガ
●街道は道(タイルの辺)に建設します。1つの道には1つの街道しか置けません。自分の街道、開拓地、都市につなげて置きます。
右の図の場合オレンジは街道を青でマークした道
に置けます。赤でマークした道には、他のプレイヤーの開拓地が間にあって、つながらないので置けません。
●街道の長さが連続で5本以上になったら、「最長交易路」のボーナスカードを受け取ります。(1本につながっている長さです。また、途中に他の人の開拓地や都市があってはいけません。自分の開拓地や都市は大丈夫です)
「最長交易路」を持っている人より長い街道を作った人は、すぐに「最長交易路」をうばいます。「最長交易路」は持っていると2ポイントになります。
最長交易路
●下の図で赤の街道は6本続いていて、「最長交易路」を持っています。オレンジの街道は途中に赤の開拓地があるので、2本と4本の長さに分けられています。
※あとから他の人が街道の途中に開拓地を作ると、街道が分かれて「最長交易路」ではなくなってしまうことがあります。それで長さが5本以上の人がいなくなった、または一番長い人が2人以上いるようになったときは、「最長交易路」はいったん誰のものでもなくなります。
2)開拓地木材+レンガ+小麦+羊毛
+
+
●自分の街道につながっている交差点に置きます。
●すでに開拓地や都市がある交差点と、となり合うところには置けません。つまり、となり合う3つの交差点には、誰のものであれ開拓地や都市があってはいけません。
下図でオレンジは、開拓地を青でマークした交差点に置けます。
赤でマークした交差点は、となりに開拓地があるので置けません。
一般港(3:1の港)
専門港(2:1の港)

準備① 地形タイル
地形タイル(森・畑・山・丘陵・牧草地・砂漠)をランダムに並べます。その周りを海の枠パーツで囲んで島の形を完成させます。
※初心者は説明書にある初期配置例がおすすめ!

準備② 数字チップを置く
それぞれの地形タイルに A〜R のアルファベット順に、数字チップを配置します。
(※6と8は赤文字で、よく資源が出る数字なので注意)
※ 砂漠には数字チップを置かず、盗賊コマを砂漠の上に置きます。

準備③ 各プレーヤーの色とコマを決める
 ・好きな色を1つ選び、開拓地5個・都市4個・道15本を受け取ります。
 ・各プレイヤーの前にまとめて置いておきましょう。

準備④ 資源カードと発展カードを並べる
 ・資源カード(木材・羊毛・穀物・レンガ・鉱石)を種類ごとに分けて置きます。
 ・発展カードはよくシャッフルして山札にしておきましょう。

準備⑤ サイコロと特別カードを用意
・6面サイコロを 2個 用意します。
・最長交易路カードと最大騎士力カードを場の横に置いておきます。

準備⑥ 開拓地と道を配置する(ゲーム前の重要ステップ!)
順番を決めて、以下を繰り返します。
 準備⑥-1 開拓地1個と道1本を好きな場所に置く
 準備⑥-2 逆順(最後の人から戻る)でもう1回配置

これで初期配置が完了!

ゲームの流れ

カタンの流れはこの3ステップ
 ① サイコロを振る
 ② 交易する
 ③ 建設・発展カードを買う

流れ① サイコロを振る(資源の獲得)
自分の番の最初に2個のサイコロを振る。
出た目の数字と同じ数字チップが置かれている土地から、
隣接する開拓地・都市を持っているプレイヤー全員が資源を獲得します。

例:サイコロで「8」が出たら、「8」のチップが置いてある土地の隣に開拓地があるプレイヤーに、その土地の資源カードを 1枚 配布。都市なら 2枚 もらえる!

※「7」が出たら盗賊イベント発生!
 ・全員、資源カードを 8枚 以上持っていたら半分捨てる
 ・盗賊コマを好きな土地に移動させ、その土地から資源は出なくなる
さらに、その土地に隣接している開拓地 or 都市を持つプレイヤーの資源カードを
1枚 ランダムに奪う。

流れ② 交易(こうえき)をする
資源を他プレイヤーと交換したり、港や銀行と交換できます。
 交易① プレイヤー同士の交渉
→「レンガ 1枚 あげるから木材ちょうだい」みたいに自由に交渉OK!
 交易② 港との交易
→港に隣接する開拓地を持っていれば、指定のレート
(例:羊毛 2枚 で好きな資源 1枚 など)で交換可能。
 交易③ 銀行との交易
→同じ資源 4枚 を好きな資源 1枚 に交換可能。

③ 建設・発展カードの購入

資源を使って以下のアクションができます。

  • 道を作る(木材+レンガ)
  • 開拓地を建てる(木材+レンガ+羊毛+穀物)
  • 都市にアップグレード(穀物×2+鉱石×3)
  • 発展カードを買う(羊毛+穀物+鉱石)

※発展カードは即使用できるもの(騎士カード)と、次の自分の番以降に使えるものがあります。

④ ターンエンド(次の人へ)

すべてのアクションを終えたら、次のプレイヤーへ番を渡します。

勝利のコツ!

  • 資源のバランスを考えた配置を!
  • 交渉で上手に欲しい資源を手に入れよう
  • 「最長交易路」「最大騎士力」で+2点狙いも強い
  • 他の人の状況も常にチェック!

まとめ

カタンは運・戦略・交渉の三拍子が揃った超名作ボードゲーム。初心者でもルールはシンプルで、プレイするうちに自然と覚えられます!

最初は「資源がない〜!」とか「盗賊が〜!」ってなるけど、それもカタンの面白さ。

1度遊んだらきっとハマります!

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